當山の在るこの地谷中とは、上野の山続きである上野台地と駒込台地の間、今は暗渠となった藍染渓流の流れる周辺一帯の所を言います。この谷中は江戸時代に江戸城周辺の寺院が徐々に集まり、江戸の発展と共に寺町として栄えた地であります。當山は現在八十を超える谷中の寺院の中でも、最も古くから在る寺の一つであり、天正16年(1588)圓妙院日感上人を開山として創建した法華経を唯一の拠所とする日蓮宗の寺院であります。久遠実成のお釈迦様をご本尊とし、本堂には開運毘沙門天王も安置されています。 ここに建立されている永代供養塔は、當山に縁を持ち、この世での寿命が尽きた後にここで供養を望む人、お墓の継承者のない方、納骨を希望する等々の方々の為、當山が代って永代供養する納骨供養塔であります。 古人の曰く『有為轉変の春の風は林間の花を誘い、会者定離の秋の月は山頂の雲に隠れる』と故に妙法蓮華経の勝縁をかって霊也の追福を祈るものなり。